森ヶ崎海岸
作詞  山本伸一
作曲  本田隆美
1  岸辺に友と  森ヶ崎
   磯の香高く  波かえし
   十九の青春  道まよい
   哲学語り  時はすぐ

   友は悩めり  貧しけれ
   基督の道  われ行くと
   瞳きびしく  月映えて
   つよき鼓動に  波寄せり

2  崩れし土手に  草深く
   いかなる虫か  知らねども
   今宵は詩歌を  つくらんと
   楽  平安の  念(おも)いあり

   されども友は  黙しけん
   いかに生きなば  わがいのち
   深園の月に  飛びゆかん
   涙を拭い  悲歎あり

3  友の孤愁に  われもまた
   無限の願望  人生を
   苦しみ開くと  誓いしに
   友は微笑み  約しけん

   友の求むる  遠き世に
   たがうも吾れは  己が道
   長歌の舞台  涯(はて)しなく
   白髪までも  月語る

   君に幸あれ  わが友よ
   つぎに会う日は  いつの日か
   無言のうちの  離別(わかれ)旅
   銀波ゆれゆく  森ヶ崎